ボケ防止のために

■「もの忘れを防ぐ28の方法」を買ったら、旦那に「きっとそれ読むの自体を忘れるよ」と言われた。それもそうだと思ったので今日読み切りました。


イチョウ葉エキスの効能」を調べた実験が載っていたのですが、「半年後の認知テストで、イチョウ葉エキスを投与した患者の二七パーセントに、ある程度の症状の改善が見られました」とあるのはいいのだが、「一方の偽薬を投与されたグループで改善を示した人は十四パーセントだったそうです」ともある。イチョウ葉エキスもすごいけど、偽薬もかなりすごくないですか!?本当に気持ちって大切なんだと思った。テストに対する慣れの問題もあるのかもしれないけれど。


ところでこの本の最後の方に「健忘力」という言葉が出てくる。「忘れる能力は、幸福に生きていく上で必要だ」というような文脈で使われているのですが、どうせなら本のタイトルを「健忘力」にしたらもっと売れたのではないかと思う。


水木しげるの「神秘家列伝」其ノ壱、其ノ弐を読んだ。
其ノ壱は偉大な霊能者や宗教家の話で、看板に偽りなしという感じだったが、其ノ弐は、


安倍晴明・・・確かに神秘家
長南年恵・・・明治時代の女性。不思議なことをいっぱいして見せた。
コナン・ドイル・・・ただのオカルト好きのような……。
宮武外骨・・・幽霊の話も何もでてこないまま終わった。


と、ただの「精力的な人」の話になってきました。でもさすが水木しげる、おもしろく読めます。