■不二ラテックスでゴム風船が売っていた。


http://www.fujilatex.co.jp/product/baloon/original/1/


ちなみにオカモトは、ゴム業界の中で普通に大手らしい。工業用や建築用の資材、メディカル用品などいろいろなものを作っている。オカモトに勤められたらエリートと言ってもいいのに、人にいいにくいのは少し悲し
い。


■ここのところ、実用的な本ばかり読んでいた。「説得の文章術」、「99.9%は仮説」、「生物から見た世界」、「『場の空気』が読める人、読めない人」、「この頭の使い方ができない人は一生苦労する」など。


いくら実用書と言っても、文章には書き手のキャラクターがあらわれるもので、ある本を読み終わったあとに別の本を読むと、雰囲気がかわってすこしとまどう。話というのはなんであっても、事実そっくりそのまま描写すると言うことはできないわけで、あるていどはしょったり、逆に、自分の主観をアル程度いれたりするわけですが、そのはしょり方や主観の加え方に、著者の関心・力点の違いが出ますね。


さきほど、元気になろうと思って「「森田式健康法』ノート 心が強くなるクスリ」を読み始めたのですが、この著者は、いままであげた本の著者の中で、いちばんネガティブな人です。正確には、自分のネガティブな面を隠していないというか、強調している。たとえば実用的な本であったら「私はどもりであった→しかし、克服した→おかげでいまの自分がある」といった風になっているわけですが、「心が強くなるクスリ」では、「私は方言がきつくて悩んでいた→誰ともしゃべれなかった→なんとか普通程度にはなったけど今でも人づきあいは得意ではない」。一般的に見てドモリの方が深刻だと思うのですが、表現する人によってこれだけの差。


「心が強くなるクスリ」を読もうとするような人はネガティブな気持ちなわけで、そういった人たちの共感を得るためにあえて書いているという面があるのだと思いますが、私は逆に気分が暗くなりました。こういうのって、うつりますからね。読み進めるか悩み中。


昔、気分が暗いときに太宰治などを読んで自己陶酔したものですが、心の健康にはあまりよくなかったかもなぁと思い返す次第です。