性的に正しい悩み相談

■「児犯鬼」という名のロリもののエロマンガを見つけた。


■知りあいからこんなメールが来ました。


「人のアレに含まれる物質は、子宮を収縮させるらしいです。
そしてその物質は、風邪による発熱や、のどの痛み、顔の発赤の原因物質でもあるらしいです。


よって・・・ぶっかけとか、蛋白源だとか言って飲み込むと・・・。


もっとも、経口摂取だと違うかもしれませんが」


えーっ!!!


ドラえもん誕生秘話をテレビで見たのですが、藤子・F・不二雄ははじめ連載の主人公のアイディアが思い浮かばず「タイムマシンでもあったら未来の自分のネタを盗むのに」悩んでいたところ、うたた寝してしまった。起きて窓を開けると、猫が、イスから立ち上がると、娘のおもちゃポロンちゃんが。そこでグズな男の子(自分)を未来から助けに来てくれる猫型ロボット(体型はポロンちゃん)というアイディアを思いついたそうだ。


また、四次元ポケットは、美空ひばり「東京キッド」の「右のポッケにゃ夢がある 左のポッケにゃチュウインガム」から着想したらしい。アイディアというのは天から振ってくるモノではなく、日常生活からにじみでてくるものなのですね。ちょっと感動した。


■私がよくメールで悩み?を相談する友人がいる。彼は押しつけがましくない程度のアドバイスと、私とは違った方向からの的確な現状分析をしてくれ、大変ありがたく、私は今までその理由を、彼の膨大な読書量だとか哲学的な思考だとかに見ていたのですが、よく考えてみると、彼に悩み相談をして心理的に落ちつく理由は、的確なアドバイス云々よりも、「話をよく聞いてくれて」(生返事をしない。話を読んだ上で答えてくれているのがよくわかる)と、なんだかったいって「ひとのプライドを傷つけない」からだと思う。こういうのは本を読んで身に付く技ではない(むしろ、読書家に限ってダメだったりする)。


じゃあなんで彼がこういう技に長けているのかというと、彼は、一時期、非常に熱心な出会い系フリークでした。出会い系サイトに一月に数万円つぎこみ、実際、2、3人くらいは会ったことがあるみたいです。おそらく、そこで彼の話術は磨かれたのですね。どんな経験も、無駄にはならないのだなぁと思えてきます。


悩み相談の受け手にありがちなのは、自分がその人の人生を変えた恩人になりたいばかりに、叱咤激励をしたり、相手が「解決」を欲しているのだとおもって解決案をたくさん出したあげく相手が何も選択しないでうじうじしていると「やる気ないんじゃん」と怒ったりすることですが、おそらく悩んでいる人というのは、ただ話をきいてほしいだけなんですよね…… やらなきゃいけないことはわかっていて、それができないから悩んでいて、その、自分のぐちゃぐちゃした思考の途中経過を人にきかせたいだけなのだ思う。それから、ひとの悩みの原因なんて結局の所「傷つけられた自尊心」につながることがほとんどで、相談者は「君は悪くない」と肯定して貰いたくて人に自分の話をするわけです。


まあ、相談者にとって一方的に都合のいいカウンセラーになる義務はないわけですが、もてたり、信頼される人になりたいなら、よく相手の話をきいた上で相手を褒めればいいですね。逆に、相談を受けたくなかったら、話をきかないことですね……下手にきいていらいらしたり、相手から「あの人に話してもダメだ」という評価をされて人間関係を悪くするより、ましだと思う。というわけで、私は、友人からの電話は、事務連絡でない限り受け付けない。


ちなみに私もよく異性から相談を受けるのですが、内容と言ったら


「彼女が妊娠したって騒ぐんだけど、ゴム付けてたし騎乗位だったし発射してないんですよ!1、2週間遅れることってよくあるんでしょう!?もう、エッチはこりごりだ」


「風俗にお金をつぎこみすぎて困っている。でもどうしてもオナニーでは我慢できない」


「仮性とか真性ってなんなのですか?昔から男同士でもエッチな話はしなかったので、わかりません。『包茎』の意味は最近知りました」


「男性に迫られて、気持ち悪かったけど、気持ちよかったので、結構なところまでいってしまいました。また会おうとも言われています。どうしたらいいのでしょう?」


などで、私の「下ネタを言ってもひかれない女性」という位置づけが、彼らをして私に相談せしめるのだと言うことがよくわかります。たまにはまじめな相談もされたい……。