とおくにありて

ある町の「ふるさと歴史館」というのに行きました。入場料100円にしては楽しめます。江戸時代の街並みを再現してあるパノラマに物売りの声などの町の音がついていたり、戦時中の手紙や家具が飾られていたり。各地の歴史館・郷土資料館を巡ってみるのもおもしろそうです。椅子もたくさんあるしすいているので、休憩所としてもいいかもしれません。


暇つぶしにクイズをやってみたら、マニアックすぎて、全然わからない!ランダムに5問出るのですが、4問しか解けませんでした。ところが隣の地元の?小学生は、全問正解していてびっくり。


歴史物語本も買ってしまいましたが、おもしろかったのは「振袖火事」の話。ある娘が寺に参拝したときに、寺小姓風の美少年とすれちがった。彼女は彼に魅せられ、彼が着ていた振袖と同じような振袖をしたててもらい、彼を恋い慕うが、あわれにも17歳の若さで焦がれ死に、棺は振袖に覆われてその寺におさめられた。


ところが、次の年、そのまた次の年にも、同じ振袖に包まれた17歳の娘の棺が同じ寺におさめられたので、驚いた住職は、大施餓鬼を行い、供養することにした。最後に振袖に火をつけると、その振袖は風で舞い上がって寺を焼き、それが広がって、江戸最大の大火事となった。江戸の3分の2がこの大火により消失したという・・・。


罪な男ですね。