バージン狩り

■知り合いが都立大学のHPで次のような記述を見つけたそうである。


「バージン雌の集め方


a.. なぜバージン雌が必要か?

 昆虫の多くは、雌の体内に精子を貯蔵する器官を持っており、交尾の際に雌に入った精子は、
その中で長期間生きており、必要に応じて受精に使われます。シ
ョウジョウバエの雌は、羽化して間もなく交尾しますので、飼
育ビンの中から取り出した雌の大部分はすでに交尾済みとみて間違いありません
もちろん、その相手は同じビンの中にいた雄です。
このような雌を、他の系統の雄と交配したとしても、生まれてくる子供の父親はどちらかはわかりません
劣性の突然変異系統の雌に野生型系統の雄を交配する場合には、
子供の表現型から父親がどちらであるかがわかるといった特殊なケースはありますが、
ショウジョウバエを用いた交配実験では、バージン雌を用いるというのがあくまでも基本です。


b.. バージン雌を集める

 雌は、羽化直後でも交尾可能ですが、雄の場合、羽化後12時間ほどは交尾できません。
このことを利用して未交尾の雌を集めることができます。飼
育ビンの中の蛹が黒く色付いてきたら間もなく羽化が始まるのでバージン取りの準備をします。
25℃の場合、産卵後9日目の夜から、20℃では、14日目が目安です。

 親ハエが何匹が羽化してきたら、中にいる親バエを全て捨てます。
雄が1匹でも残っていると何匹かの雌と交尾する可能性がありますので、
中にハエが残っていないことを充分確認して下さい。
親バエを払ってから、12時間以内に羽化してきたハエを集めて、
雌雄に分け、それぞれ別のビンに入れます。例えば、朝9時に親バエを払った場合、
夜の9時以前に羽化した雌は、まず間違いなくバージンです


 なお、自然光の下で飼育すると、羽化のピークは明け方になり、昼間はあまり羽化してきませんので、
多数のバージン雌が必要な場合には、夜遅くに親バエを払い、翌朝バージン集めをするのが理想的です」


私みたいなアホが間違えてやってきそうなサイトだ。