恋愛シュミレーション21

■以前、「知り合いとエロゲーを作る」と書いたが、ある程度基本路線だけ決めて、私、旦那、知り合い(いいだしっぺ)の3人が別々にシナリオを書いて持ち寄ったら、それぞれまるっきり違う話になった。


まず、知り合い(「KANON」や「君が望む永遠君望)」が好き)が書くと、「精神的に病んだ少女が主人公の愛によって救われる」という話になり、エッチは浮気厳禁の一点集中型。主人公のキャラ設定はないという潔さ。


旦那(「富士見ファンタジア文庫」や「ハヤカワ文庫」、「電撃文庫」他、ファンタジーとSFが好き)が作ると、話は軍記物&ギャグになり、主人公はショタ。


そして私が書くと、「女性も権力を握っている社会。敵の首領と味方の首領が、実はかつての恋人同士だった!誰々の隠し子が誰々で……」という微妙にフェミの入ったボタバラものになり、主人公以外にも男が出てくる。


結局3人の案を折衷することになりましたが、どうなることやら。


■最近私は「月詠」というアニメをたまにネタにしますが、なぜというに、旦那が毎週ビデオに撮ってみているからです。ひどく開き直ったアニメで、まずオープニング・テーマが、ヒロインがひたすら「ネコミミモード!」と連呼するだけというもの。たまに「にゃ〜」「キシュ(キス)」「フルフルフルムーン!」などとも言いますが、とにかく歌っていないことだけは確か。もとは前衛テクノの「ラブラブモード」という曲らしい。ここで視聴できます。
http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/tsukuyomi/cd/index.html


ヒロインはなぜかネコミミをしている八重歯・ゴスロリの生意気な女の子「葉月ちゃん」で、主人公を自分の「シモベ」にしようと狙っている。他に、主人公に惚れているメイド服のめがねお姉さんや、小さい猫っ子、主人公の世話を焼きたがるおさななじみのインテリなどが出てくる。話は、めちゃくちゃつまらないとか、内容がないというほどのものではないが、別におもしろいわけでもない。デジ子から電波を抜いた感じでしょうか。サービスシーンとして、ヒロインがいろいろなコスプレをしたりします。


■ 私は昔「ダカーポ」という雑誌を読んでいた。文学青年崩れのサラリーマン男性向けといった感じの雑誌だが、これには、「くらいまっくす」という、エロ本抜粋コーナーがある。


私が小学生〜中学生の頃は、「人妻が借金の型にとられて、やらしいおじいさんと……」「生意気女子高生をひいひい言わせる」「初めは拒んでいた未亡人の体を開花させる」「着物夫人を無理矢理……」という、男性が主導権を握ったものが多かったように思うが、だんだん無理矢理モノが少なくなってきて、今は「姉が義弟と……」「若く美しい継母に誘われて」という、女性リードの近親相姦モノが異様に多い気がする。世相を反映しているのか、単に、担当の趣味の問題なのか……。


「探偵が社長夫人のお相手をつとめて、情報を探り出す」というネタだけは今も健在。


■「デ・ジ・キャラット」というオタクアニメ(「デジ子」というネコミミ・メイド服の女の子他が語尾に「にょ」「にゃ」などとつけて喋る)を作って、そこそこ当たった「 ブロッコリー」という会社がある。キャラクターグッズ店「GAMERS(ゲーマーズ)」を短期に何店舗も出すというバブリー商法を展開して、当然のごとく今は窮地に陥っているらしい。


決算報告書をもらいたいがために決算期だけそこの株を買っている人がいて、見せてもらったら、決算報告書のくせに、デジ子のイラストなどが入っていて、異様な雰囲気が醸し出されていた。
「企業努力はしたが、イラク戦争や災害などもあり、株価が下がった」
と書いてあって、笑えました。株を買った人も笑っていましたが、その後売り抜けに失敗して困っていた。悲喜交々。