痴漢

旦那がさかっている。ことあるごとにおっぱいをなでるし、外でもキスしようとしたりする。目の前で着替えようものなら大変で、だきついてきておっぱいをみおもみしてきて、ちんこはがっちがち。朝立ちは普通だけど、この前旦那が朝に部屋をうろうろしているのを見たら、なんとパジャマのズボンから、生ちんこがビーンととびでていた。散歩中の犬のちんこがやたら大きくなっていてびっくりすることがたまにあるけど、ちょうどそういうのを見た感じ。精力剤でも飲んでいるのでしょうか。


ある日、私が携帯を忘れた。その日は夜旦那と映画館で待ち合わせをしていた。確認のため、事前に公衆電話から旦那の携帯にかけてみたが、出なかったので、予定したとおりの時間に映画館に行ったら、ちゃんと会えた。


旦那が「僕も携帯忘れたみたい」というので、「そうだったんだ。電話出なかったから、おかしいと思った」と答えたら、
旦那「なんで怒らないの?」
私「だって、私だって携帯忘れたんだし、すんなり会えたんだから、いいじゃない」
旦那「絶対おかしい。いつもなら、自分が携帯を忘れたことは棚にあげて、怒るはず。やさしすぎて恐い。浮気してるのか?」
とおそれおののいていた。いつのまに私、そんなキャラ?


「誰も知らない Nobody Knows」という映画、半裸の男の子(水滴つき)が宣伝ポスターになっているので、てっきり腐女子向けのくだらない映画だと思っていたら、重い話らしいですね。いろいろなサイトを読んでさっするに、


・元ネタは「巣鴨子供置き去り事件」(http://www.b-square.org/sugamo.html)。でも、話はかえてあり、実際の事件ほど陰惨ではない。
・親にすてられた子供たちを、長男が育てようとして、でも破綻していくような話。
・映画は、ドキュメンタリータッチで淡々としているが、それがかえって感動的。
・子役たちはずぶの素人。1年かけて撮影。
・とってもよい映画だが、内容が重すぎ、後味が悪い。
・マザコン男の視点がある。


ちなみに巣鴨子供置き去り事件の内容を書いておきます。グロいのがだめな人は(そんな人が、「痴女の部屋」にくるはずないか・・・)、読まないほうがいいです。


■ある女が男と結婚して子供もできた。結婚届や出生届の提出は男に頼んでいたが、彼はどちらも提出していなかった。やがて男は蒸発。女は、長男が就学年齢になっても役所から連絡がこないので、ようやく子供たちの出生届が出ていないことに気づいたが、なんの措置もとらなかった。


■女は次々といろいろな男と関係し、最終的に5人の子供を自宅出産するが、どの子の出生届も出さなかった。次男は病気で死んだが、死体の始末に困った彼女は、ビニールで子供をつつみ、それに消臭剤を入れて押入れに入れて保管していた。


■やがて女は新たな男と同棲するために家を出る。彼女は妹3人(7歳、3歳、2歳)の面倒は長男(14歳)に頼んで月に7〜8万の仕送りをし、1月に一度長男を呼び出して、下の子供たちの様子をきいていた。長男は妹思いだったが、1人で3人の妹を育てられるはずもない。食事はカップラーメンやインスタント食品ばかりで、おしめを買う金も無く、妹たちは衰弱していった。


■そんな中、長男には友達が2人できた。ある日、2歳の妹がカップラーメンを無断で食べたというので、3人で折檻。その後さらに妹がおもらしをしたのに腹を立てた友人の1人が、また折檻すると言い出した。長男も別の友人も、「勝手にやれば」といってテレビを見ていたが、友人は、妹を何度も押入れから突き落とし、落ちたところをけりあげるといった調子で虐待を続けた。


■やがて妹がぐったりとして悲鳴をあげなくなったので、驚いた長男たちは、救急車や母を呼べば怒られると思い、人工呼吸をしたり体をあたためるなど自己流の応急処置を行った。折檻した当の友人は帰ってしまう。次の日には妹は死んでいた。


■長男は、次男が死んだときと同じように、妹を消臭剤とともにビニールにつつんで押入れに入れた。しかしすぐ悪臭を放つようになったので、虐待していない方の友人とともに、死体をボストンバッグにつめて秩父まで運び、山中に捨てる。理由は、「妹に山を見せてやりたかったから」。


■2か月後、大家が「親がいないようだ」と、警察に通報。相談員が家を訪問すると、次男の死体が見つかったのでマスコミでもとりあげられて大騒ぎになった。テレビを見た母親は、自分の子供のことだときづいて出頭。彼女が子供たちと引き合わされてはじめて、三女がいないことが発覚したのだった・・・。



ちなみに彼女、「私は慶応出身で、三越の外商部で働いている」「亡くなった夫は外交官」「息子は立教中学」などと嘘をつきまくっていたらしい。ひとえに彼女のキャラが引き起こした事件なのだが、こんな人でも親となれるのだから恐いものです。